Yusuke Maruno
maru1****@gmail*****
2007年 3月 24日 (土) 00:21:50 JST
熊猫さん 丸野です。 TOMOYOカーネルをコンパイルできるよう頑張ります。 rpmでのコンパイルはやったことがないので 素のカーネルのコンパイルからやってみます。 openSUSE 10.2です。 よろしくお願いします。 07/03/22 に from-****@i-lov*****<from-****@i-lov*****> さんは書きました: > 熊猫です。 > > テスターとして多数のご参加をいただきましてありがとうございます。 > テストといってもコンパイルできるかどうかのテストや動作テストなどいろいろあると思うので、 > どのようなテストならできるかを確認する必要があるのですが、 > とりあえずカーネルのコンパイルテスト方法について説明したいと思います。 > > rpm コマンドでパッケージをインストールするディストリビューションでは、 > rpmbuild というコマンドを利用してカーネルをコンパイルします。 > まず、ソースパッケージをダウンロードしてインストールします。 > 現時点の最新版は以下のURLから入手できます。 > > Fedora Core 5: http://download.fedora.redhat.com/pub/fedora/linux/core/updates/5/SRPMS/ kernel-2.6.20-1.2300.fc5.src.rpm > Fedora Core 6: http://download.fedora.redhat.com/pub/fedora/linux/core/updates/6/SRPMS/ kernel-2.6.20-1.2925.fc6.src.rpm > OpenSuSE 10.1: http://ftp.riken.go.jp/Linux/suse/suse/update/10.1/rpm/src/ kernel-source-2.6.16.27-0.9.src.rpm > OpenSuSE 10.2: http://ftp.riken.go.jp/Linux/suse/suse/update/10.2/rpm/src/ kernel-source-2.6.18.8-0.1.src.rpm > CentOS 4.4: http://ftp.riken.jp/Linux/centos/4.4/updates/SRPMS/ kernel-2.6.9-42.0.10.EL.src.rpm > CentOS 5: http://beta.centos.org/centos/5/os/SRPMS/ kernel-2.6.18-1.2747.el5.src.rpm > Asianux 2.0: http://ftp.miraclelinux.com/pub/Miracle/ia32/standard/4.0/updates/SRPMS/ kernel-2.6.9-42.10AX.src.rpm > > これを rpm コマンドを用いてインストールします。 > Fedora Core 6 の場合は以下のようにします。 > > rpm -ivh kernel-2.6.20-1.2925.fc6.src.rpm > > 次に、 rpmbuild コマンドを用いてコンパイルします。 > 例えば、 i586 プロセッサ向けのカーネルを作成したい場合は、 > > rpmbuild -bb --target i586 /usr/src/redhat/SPECS/kernel-2.6.spec > > のように実行します。あとは、ひたすら待つだけです。 > もし i686 プロセッサ向けのカーネルを作成したい場合には > > rpmbuild -bb --target i686 /usr/src/redhat/SPECS/kernel-2.6.spec > > のように実行してください。 > > rpmbuild コマンドに渡している拡張子が .spec のファイルは > シェルスクリプトのような内容を含んでおり、 SPEC ファイルと呼ばれます。 > > i586 以前のプロセッサ向けのカーネルパッケージを > 作成できないような設定にしている SPEC ファイルもあります。 > そのような場合は i586 ではなく i686 を指定してください。 > > コンパイルには時間がかかります。(数十分〜数時間) > また、大量のディスク領域を必要とします。(数百MB〜数GB) > > SPEC ファイルの場所は通常は /usr/src/redhat/SPECS/ ですが、 > そうではないディストリビューションもあります。 > 例えば Asianux 2.0 (Miracle Linux 4.0)の場合は /usr/src/asianux/SPECS/ になります。 > また、 TurboLinux 10 Server の場合は /var/src/rpm/SPECS/ になります。 > OpenSuSE の場合は /usr/src/packages/SPECS/ ではなく /usr/src/packages/SOURCES/ にある > kernel-default.spec を指定します。 > > 上記手順で作成されるカーネルは TOMOYO カーネルではありません。 > TOMOYO カーネルにするには SPEC ファイルを編集する必要があります。 > その方法については次回以降に説明します。 > 今回は、カーネルのコンパイルを体験するだけです。 > うまくいかない事やご不明な点がありましたら遠慮せずに返信ください。 > _______________________________________________ > tomoyo-dev mailing list > tomoy****@lists***** > http://lists.sourceforge.jp/mailman/listinfo/tomoyo-dev >