Tetsuo Handa
from-****@I-lov*****
2009年 10月 6日 (火) 23:24:06 JST
熊猫です。 Hideki Yamane さんは書きました: > ・2.2 と「バグを含めて互換」なのでしょうか。そう「決めて」いるのでしょうか。 > 直さないことの利点が私にはよく分かりません。もしあれば教えてください。 バグというのが何を指すのか判りませんが、一度作ってしまった manager.conf や exception_policy.conf や domain_policy.conf の書き換えを必要とするような修正を 1.6 / 2.2 で行うつもりはありません。 私は FHS に従っていないことをバグだとは思いません。 CentOS では # ls -l /usr/bin/firefox -rwxr-xr-x 1 root root 4531 Sep 11 19:53 /usr/bin/firefox # ls -l /usr/lib/firefox-3.0.14/ total 160 -rw-r--r-- 1 root root 2028 Sep 11 19:53 application.ini -rw-r--r-- 1 root root 2375 Sep 11 19:53 blocklist.xml -rw-r--r-- 1 root root 63 Sep 11 19:53 browserconfig.properties drwxr-xr-x 3 root root 4096 Sep 29 23:00 chrome drwxr-xr-x 2 root root 4096 Sep 29 23:00 components drwxr-xr-x 4 root root 4096 Sep 29 23:00 defaults drwxr-xr-x 64 root root 4096 Sep 29 23:00 extensions -rwxr-xr-x 1 root root 47444 Sep 11 19:53 firefox drwxr-xr-x 2 root root 4096 Sep 29 23:00 icons -rw-r--r-- 1 root root 30826 Sep 11 19:53 LICENSE drwxr-xr-x 2 root root 4096 Sep 29 23:00 modules -rw-r--r-- 1 root root 112 Sep 11 19:53 old-homepage-default.properties -rw-r--r-- 1 root root 177 Sep 11 19:53 README.txt -rwxr-xr-x 1 root root 15767 Sep 11 19:53 removed-files -rwxr-xr-x 1 root root 11410 Sep 11 19:53 run-mozilla.sh drwxr-xr-x 2 root root 4096 Sep 29 23:00 searchplugins -rw-r--r-- 1 root root 300 Sep 11 19:53 updater.ini # ls -ld /usr/share/doc/f* drwxr-xr-x 2 root root 4096 Nov 6 2008 /usr/share/doc/festival-1.95 drwxr-xr-x 2 root root 4096 Sep 29 22:59 /usr/share/doc/fetchmail-6.3.6 drwxr-xr-x 2 root root 4096 Sep 29 22:57 /usr/share/doc/file-4.17 drwxr-xr-x 2 root root 4096 Nov 6 2008 /usr/share/doc/file-roller-2.16.0 drwxr-xr-x 2 root root 4096 Sep 29 22:58 /usr/share/doc/findutils-4.2.27 drwxr-xr-x 2 root root 4096 Sep 29 22:58 /usr/share/doc/fipscheck-1.0.3 drwxr-xr-x 2 root root 4096 Nov 6 2008 /usr/share/doc/flac-1.1.2 drwxr-xr-x 2 root root 4096 Nov 6 2008 /usr/share/doc/fontconfig-2.4.1 drwxr-xr-x 6 root root 4096 Nov 6 2008 /usr/share/doc/foomatic-3.0.2 drwxr-xr-x 2 root root 4096 Sep 29 22:57 /usr/share/doc/freetype-2.2.1 のように、プログラム本体/ドキュメント/設定ファイルを /usr/lib/ 以下に置いて います。( Ubuntu 8.04 では /usr/bin/firefox は /usr/bin/firefox-3.0 への シンボリックリンクで、 /usr/bin/firefox-3.0 は /usr/lib/firefox-3.0.14/firefox.sh へのシンボリックリンクで、 /usr/lib/firefox-3.0.14/firefox.sh から /usr/lib/firefox-3.0.14/firefox が 実行されるようになっています。)ユーザにとっては環境変数 PATH が通っている 場所にコマンドラインから入力するプログラム名( /usr/bin/firefox )が存在するか どうかが大事であって、そのプログラム名がシンボリックリンクかどうかは 気にしません。 ccs-tools は既に /usr/sbin/ からシンボリックリンクを経由して 実行できるようになっており、 /usr/lib/ccs/ に全部置いたところで、利用上の障壁に なるとは考えていません。 私は(ファイル名の衝突を回避し、インストール/アンインストールを容易にする という理由から)アプリケーションに関するファイルはそのアプリケーション向けに 用意される特定のディレクトリ内に閉じるべきと考えており、私が必要と思うより広い 範囲にファイルを分散させない(特に共有ディレクトリを極力使わない)のが私の流儀 なのです。 ただし、 TOMOYO がメインライン化されたことで、ファイル名の衝突が発生した 場合に「 XXX がインストールできないから TOMOYO 側で対処しろ」と迫られる可能性が 軽減されたと考えており、 1.7 および 2.3 では /usr/sbin/ にはシンボリックリンク ではなくプログラム本体を置くようになっています。 http://sourceforge.jp/projects/tomoyo/svn/view/trunk/1.7.x/ccs-tools/ccstools/Makefile?view=markup&root=tomoyo ( manager.conf には実体のパス名を指定するので、シンボリックリンクであれば 作成しないという対処が可能ですが、実体の場合には置かないという対処は できないので、 manager.conf の修正と一緒にインストール場所を変更する必要が 生じます。本当はファイル名の衝突時に manager.conf にまで修正が及ばないで 済むようにするために /usr/sbin/ には実体を置きたくはないのですが、 少しでも FHS に近づけろという注文がしつこいので譲歩しました。(涙)) > ・そして直すコストは低いので作業に対して見合うはずです。 これはコストの問題ではなく、流儀の違いの問題です。 こちらでは FHS 準拠に直すつもりはありません。