Tetsuo Handa
from-****@i-lov*****
2008年 5月 16日 (金) 12:17:38 JST
熊猫です。 TOMOYO Linux とは関係ない話ですが、 複数の CPU を VMware ゲストに割り当てている場合、 システムがハングアップするという問題で悩んでいる方がいるかと思います。 これは、クロックソースとして使われている tsc に問題があり、 タイマーを使う処理が正常に行われていなかったのが原因かもしれません。 詳細は http://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=9834 にあります。 この問題はカーネル 2.6.26-rc1 にて修正されています。 ディストリビュータカーネルに修正パッチが適用されるまでの回避策としては カーネル起動時のオプションに clocksource=acpi_pm または clocksource=jiffies を 指定することで、クロックソースとして tsc を使わせないようにする方法があります。 熊猫はこの問題のためにカーネルのコンパイルを1CPUで行わざるをえない状態が 続いていましたが、ようやく2CPUでのコンパイルができるようになりました。