ITRON互換RTOSである、TOPPERS/JSPをNXP社のLPC2388マイコンに移植するプロジェクトです。
現在対応しているプラットフォームはCQ出版社Interface誌2009年5月号の付録基板です。チップ依存部とシステム依存部を分けているため、他の基板への移植も比較的簡単です。
特徴として、LPC2388のペリフェラル・レジスタを明示的な大域変数として取り扱っている事が挙げられます。これによって、Eclipseを使ってデバッグする際にVariable Viewからペリフェラルを監視できるため非常にデバッグが楽になります。
開発はUbuntu Linux上で行いました。Ubuntu Linux上へのツールのインストール及び設定については、Wiki文書を参照してください。
このソースツリーは、TOPPERS/JSP 1.4.3をベースにNXP社LPC2388依存部を追加した ものである。LPC2388実装に明らかに不要なディレクトリは削除している。例を挙げるとH8プロセッサ依存部およびそのツール等を削除している。
LPC2388プロセサに対応するために以下のディレクトリ及びファイルが追加され ている。
また、以下のファイルにはLPC2388プロセッサ対応のための宣言を追加している。
このディレクトリの最新版およびドキュメントはTOPPERS/JSP for LPC2388プロジェクトよりダウンロードできる。
http://sourceforge.jp/projects/toppersjsp4lpc
以下の問題は既知であるが、具体的な解決を行う予定がまだない。
chg_ims()は、割り込み許可マスクをクリアして次に与えられたビットパターンを設定する。この二つの 処理は可分なので、原理的には二つの処理の間に割込みがはいり、予期しない結果を呼ぶことがありうる。 現時点で、chg_ims()はイニシャライザの中でのみ呼ぶべきである。