[Ultramonkey-l7-develop 975] Re: v3.1.0用ドキュメント案(1/3)

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中野 宏朗 nakan****@nttco*****
2013年 7月 23日 (火) 11:46:41 JST


中野@幕張です。

yumインストール手順を追記したバージョンを作成しました。
構成を変えたので、修正版を再度添付します。

推奨メモリも一応4GBにしてあります。
本来ソフトウェア要件から算出しなきゃいけないものを、
全然関係ない理由から変更するのは全く納得できませんが・・・

(2013/07/05 17:10), Hibari Michiro wrote:
> 中野様
> 
> 雲雀です。お疲れ様です。
> 
> v3.1.0用ドキュメントの作成ありがとうございます。
> 
> 以下、「uml7-install_manual_3.1.0_ja.txt」へのコメントです。
> 
>> 1.1 主な仕様 1.1.1 ハードウェア(推奨) CPU: Xeon 5160 3.00GHz 相当、メモリ: 2GB 相当、HDD: 10GB 相当 Ethernet: 1000BASE-T、1000BASE-SX
> v3からメモリを大量に消費するようになったので、
> 推奨メモリサイズを4Gに更新してはいかがでしょうか?
> 
> #v3.0.0の時に記載しろよって話ですが・・・
> 
>> 1.1.3 本マニュアルで使用する資材
>>  
>> ultramonkey-l7-3.1.0.tar.gz
>> apache-log4cxx-0.10.0.tar.gz
> 
> log4cxxをrpmで配布しているので、資材をrpmに変更した
> 方が良いと思います。
> 今はソースの修正も手順に含まれているので、
> rpmで簡単にインストールできる手順に直したいので。
> 
>> 1.2.1.3 log4cxx のインストール
>> log4cxx ライブラリを解凍してインストールを行います。
> 上記の通り、rpmのインストール手順に変更しては
> いかがでしょうか?
> 
> =>
> インストール手順についてですが、配布形式を
> リポジトリにする場合は、手順がまるっと変わるので、
> 修正は、配布形式の整理がついてから行うのが良いと
> 思います。
> 
> 
> 以上、宜しくお願いいたします。
> 
> (2013/07/02 17:27), 中野 宏朗 wrote:
>>
>> (2013/07/02 17:23), 中野 宏朗 wrote:
>>> 中野@幕張です。
>>>
>>> v3.1.0リリースに向けて、文書一覧にあるUltraMonkey-L7関連
>>> ドキュメントをバージョンアップさせるつもりです。
>>> 以下の文書についてv3.1.0対応版ドラフトを作ってみたので、
>>> レビューをお願いします。
>>>
>>> ・UltraMonkey-L7 インストールマニュアル3.1版->3.2版
>>>     [変更点]
>>>       - UMのtar ballファイル名
>>>       - log4cxxのRHEL6パッチとrpmがsourceforgeにあることを追記
>>>
>>> ・UltraMonkey-L7 管理マニュアル v3.2版->v3.3版
>>>     [変更点]
>>>       - VirtualService 追加時の session-thread-pool-size オプション
>>>         に関する記述を追記
>>>         + l7vsadm
>>>         + l7directord.cf
>>>       - l7vs.cfにおける、server_connect_timeout の追記
>>>
>>> ・UltraMonkey-L7 Pacemaker環境インストールマニュアル 1.0版(新規)
>>>     これまでHeartbeat2までのドキュメントしか存在しなかったこと、
>>>     v3.1.0にてPacemaker用のsample.crmを用意したことから、
>>>     Heartbeat2ドキュメントをベースにPacemaker用ドキュメントを
>>>     新規作成。
>>>
>>> 以上です。
>>>
>>
>>
>> _______________________________________________
>> Ultramonkey-l7-develop mailing list
>> Ultra****@lists*****
>> http://lists.sourceforge.jp/mailman/listinfo/ultramonkey-l7-develop
> 
> 

-- 
中野 宏朗 (NAKANO Hiroaki)
-------------- next part --------------
?UltraMonkey-L7  インストールマニュアル  v3.2

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[変更履歴]
2005.10.18 [v1.0]   初版
2005.11.15 [v1.1]   マニュアルの不備を修正
2006.07.07 [v1.2]   tcps 非カーネルパッチ版公開に伴う修正
2007.01.19 [v1.3]   追加機能に伴う修正
2007.10.12 [v1.3.1] l7vs-0.6.1 公開に伴う一部関連修正
2007.10.12 [v1.4]   l7vs-1.0.0 公開に伴う一部関連修正
2008.05.30 [v1.5]   v2.0.0-x 公開に伴う一部関連修正
2008.07.09 [v1.5.1] l7vs インストール時注意事項追記
2008.12.16 [v1.5.2] tar.gz ファイル名誤記修正
2008.12.16 [v1.6]   v2.1.0-0 公開に伴う一部関連修正
2009.01.27 [v1.7]   v2.1.1-0 公開に伴う一部関連修正
2009.03.25 [v1.8]   v2.1.2-0 公開に伴う一部関連修正
2009.06.17 [v1.9]   v2.1.2-2 公開に伴う一部関連修正
2009.08.18 [v1.10]  v2.1.3-0 公開に伴う一部関連修正
2010.04.23 [v2.0]   boostインストール時の使用オプション追加
2010.08.20 [v3.0]   net-snmpインストール追加
2012.02.15 [v3.1]   コマンド実行手順に混入していた全角文字を半角に修正
2013.06.27 [v3.2]   v3.1.0対応
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 1 前提条件
     1.1 主な仕様
 2 yumリポジトリパッケージによるインストール
     2.1 事前準備
     2.2 UltraMonkey-L7のインストール
 3 tar ball による L7 フレームワーク (l7vsd) のインストールと設定
     3.1 事前準備
     3.2 L7 負荷分散フレームワークのインストール
     3.3 L7 負荷分散フレームワークの起動方法
     3.4 L7 負荷分散フレームワークの動作確認
 4 tar ball による L7 サーバ監視設定ツール (l7directord) の設定
     4.1 l7directord の設定方法
     4.2 l7directord の起動方法
     4.3 l7directord の動作確認

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 1 前提条件
     本マニュアルが想定する環境を以下に示します。

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 1.1 主な仕様

     1.1.1 ハードウェア(推奨)
           CPU: Xeon 5160 3.00GHz 相当、メモリ: 4GB 相当、HDD: 10GB 相当
           Ethernet: 1000BASE-T、1000BASE-SX

     1.1.2 主なソフトウェア
           OS: Red Hat Enterprise Linux 5.9(kernel2.6.18-348) i386 版, x86_64 版
           OS: Red Hat Enterprise Linux 6.4(kernel2.6.32-358) i386 版, x86_64 版
           L7 負荷分散フレームワーク (l7vsd)
           L7 サーバ監視設定ツール (l7directord)

     1.1.3 本マニュアルで使用する資材
       1.1.3.1 yumリポジトリパッケージからのインストール
           ultramonkeyl7-repo-3.1.0-1.{elX}.{arch}.rpm
           ※{exX}はRHEL5の場合el5, RHEL6の場合el6
             {arch}は32bitOSの場合i386もしくはi686など、64bitOSの場合x86_64

       1.1.3.2 tar ballからのインストール
           ultramonkey-l7-3.1.0.tar.gz
           apache-log4cxx-0.10.0.tar.gz
           boost_1_44_0.tar.bz2 (RHEL5のみ)

      (※) 本マニュアルでは、上記のソースを使用することとして記述しております。
           異なるバージョン等使用する際には注意願います。

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 2 yumリポジトリパッケージによるインストール

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     2.1 事前準備

     2.1.1 RHELリポジトリの登録
           ここではRHEL6のインストールDVDを利用する例を挙げます。

     2.1.1.1 RHEL6インストールDVDのマウント
           RHEL6インストールDVDをドライブに入れた後、マウントします。
           # mount -t iso9660 /media /dev/cdrom
           ※マウント先、ドライブのデバイスファイルは環境に合わせてください。

     2.1.1.2 マウントしたDVDのリポジトリ登録
           マウントしたDVDをyumのリポジトリに登録します。
           # cd /etc/yum.repo.d
           # vi rheldvd.repo

           [rhel-server]
           name=Red Hat Enterprise Linux $releasever - $basearch - server
           baseurl=file:///media/Server
           enabled=1
           gpgcheck=1
           gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-redhat-release

           ※baseurl行の"file:///media"は2.1.1.1のマウント先に合わせてください。

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     2.2 UltraMonkey-L7のインストール

     2.2.1 yumリポジトリパッケージのインストール
           yumリポジトリパッケージをインストールします。
           # rpm -ivh ultramonkeyl7-repo-3.1.0-1.el6.x86_64.rpm

     2.2.2 yumによるUltraMonkey-L7のインストール
           yumコマンドでUltraMonkey-L7をインストールします。
           # yum install ultramonkeyl7

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 3 tar ball によるフレームワークのインストールと設定

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 3.1 事前準備

     3.1.1 log4cxx
     
     3.1.1.1 log4cxx のダウンロード
           log4cxx-0.10.0 を以下のサイトよりダウンロードします。
           http://logging.apache.org/log4cxx/download.html


     3.1.1.2 apr ライブラリのインストール
           RPM パッケージからapr-devel.i686 をインストール(x86_64 環境では apr-devel.x86_64)
           # yum install apr-devel.i686
      または
           # yum install apr-devel.x86_64

           これで apr ライブラリのインストールは終了です。
           
     3.1.1.3 apr-util ライブラリのインストール
           RPM パッケージからapr-util-devel.i686 をインストール(x86_64 環境では apr-util-devel.x86_64)
           # yum install apr-util-devel.i686
           または
           # yum install apr-util-devel.x86_64
           
     3.1.1.3 log4cxx のインストール
           log4cxx ライブラリを解凍してインストールを行います。

           # tar zxvf apache-log4cxx-0.10.0.tar.gz
           # cd apache-log4cxx-0.10.0
           # ./autogen.sh
           # ./configure
           # make
           # make install


           注意)RHEL6.0では、gccのバージョンの関係でmake時にエラーが出るため、
           以下の修正が必要となります。

      #include<cstring>を追加
      apache-log4cxx-0.10.0/src/main/cpp/inputstreamreader.cpp
      apache-log4cxx-0.10.0/src/main/cpp/socketoutputstream.cpp
      apache-log4cxx-0.10.0/src/examples/cpp/console.cpp

      #include<cstdio>を追加
      apache-log4cxx-0.10.0/src/examples/cpp/console.cpp

			patchをgitから、修正済みパッケージをダウンロード画面から取得できます。

           これで log4cxx のライブラリインストールは終了です。

     3.1.2 OpenSSL ライブラリのインストール
           RPM パッケージからopenssl-devel.i686 をインストール(x86_64 環境では openssl-devel.x86_64)
           # yum install openssl-devel.i686
           または
           # yum install openssl-devel.x86_64
         
           これで OpenSSL のライブラリインストールは終了です。
           
           
     3.1.3 Boost
           RHEL5に同梱されているBoostのバージョンにUM-L7が対応していないため、
           RHEL6とインストール手順が異なります。
           RHEL5を利用する場合は手順(1.2.3.1 ,1.2.3.2)を、RHEL6を利用する場合は、
           手順(1.2.3.3)をご覧下さい。
 
     3.1.3.1 Boost のダウンロード(RHEL5)
           boost-1.44.0 を以下のサイトよりダウンロードします。
           http://www.boost.org/

     3.1.3.2 boost ライブラリのインストール(RHEL5)
           boost_1_44_0.tar.bz2 を展開してinstallを行います。
           # tar jxvf boost_1_44_0.tar.bz2
           # cd boost_1_44_0
           # ./bootstrap.sh
           # ./bjam --layout=tagged install

     3.1.3.3 boost ライブラリのインストール(RHEL6)
           RPM パッケージからboost.i686 をインストール(x86_64 環境では boost-devel.x86_64)
           # yum install boost-devel.i686
      または
           # yum install boost-devel.x86_64

           これで boost ライブラリのインストールは終了です。

     3.1.4 Perl モジュールのインストール
           ヘルスチェックに必要な Perl モジュールをインストールします。使用する
           監視方法によって必要となるモジュールが異なりますので、以下に従って必
           要なモジュールをインストールします。(括弧なしは CPAN 経由のみ、括弧あ
           りは RHEL のメディアから RPM パッケージでインストールもできます)
           
           1. HTTP 監視に必要なモジュール
              libwww-perl (perl-libwww-perl)
           
           2. HTTPS 監視に必要なモジュール
              libwww-perl    (perl-libwww-perl)
              Crypt::SSLeay  (perl-Crypt-SSLeay)
              Net::SSLeay    (perl-Net-SSLeay)
              IO-Socket::SSL (perl-IO-Socket-SSL)
           3. IMAP
              Mail::IMAPClient
           
           4. LDAP
              Net::LDAP
           
           5. DNS
              Net::DNS (perl-Net-DNS)
           
           6. MySQL
              DBI        (perl-DBI)
              DBD::mysql (perl-DBD-MySQL)
           
           7. PostgreSQL
              DBI     (perl-DBI)
              DBD::Pg (perl-DBD-Pg)
           
           8. IPv6対応モジュール
              IO::Socket::INET6 (perl-IO-Socket-INET6)
           
      (※) CPAN 経由でインストールする場合の例
           # cpan -i Crypt::SSLeay
           
      (※) RPM パッケージでインストールする場合の例
           # rpm -ivh perl-Crypt-SSLeay-0.57-16.el6.i686.rpm
           yum でインストールする場合の例
           # yum install perl-Crypt-SSLeay

     3.1.5 net-snmp ライブラリのインストール
           RPM パッケージからnet-snmp-devel-5.5-21.el6.i686.rpm をインストール(x86_64 環境では net-snmp-devel-5.5-21.el6.x86_64.rpm)
           # yum install net-snmp-5.5-21.el6.i686
           # yum install net-snmp-devel-5.5-21.el6.i686
           または
           # yum install net-snmp-5.5-21.el6.x86_64
           # yum install net-snmp-devel-5.5-21.el6.x86_64

     3.1.6 ld.so.cacheを更新
           log4cxxとBoostは/usr/local/lib配下にインストールされるため、ld.so.cacheを更新します。
           # echo "/usr/local/lib" > /etc/ld.so.conf.d/local.conf
           # ldconfig

--------------------------------------------------------------------------------

 3.2 L7 負荷分散フレームワークのインストール

     3.2.1 L7 負荷分散フレームワークのインストール
     3.2.1.1 l7vsd のインストール
           ultramonkey-l7-3.1.0.tar.gz を展開します。
           # tar zxvf ultramonkey-l7-3.1.0.tar.gz
           # cd ultramonkey-l7-3.1.0
           # ./configure
               --prefix=/usr \
               --sbindir='${prefix}/sbin' \
               --sysconfdir='/etc' \
               --localstatedir='/var/run' \
               --mandir='${prefix}/share/man' \
               --includedir='${prefix}/include' \
               --libdir='${prefix}/lib64'
           # make
           # make install

           注意:
           make 実行時に次のようなエラーが発生する場合、

           src/Makefile.am: required file './compile' not found
           make: *** [Makefile.in] Error 1

           一度
           # automake --add-missing --copy
           を実行した後、再度
           # ./configure
           から実行して下さい。

           補足:
           configure マクロには以下のオプションがあります。

           --with-l7vs_moddir=[MODULE DIRECTORY]
               プロトコルモジュール及びスケジュールモジュールをインストールする
               ディレクトリを指定します。デフォルトは ${prefix}/(libdir)/l7vs です。
               libdir は ILP64 や ILP32 だとlib、LP64 や LLP64 だと lib64
               です。

           --with-l7vsadm-sockdir=[SOCKET DIRECTORY]
               l7vsadm と l7vsd の通信に使用するソケットファイルを格納するディレ
               クトリを指定します。デフォルトは ${localstatedir}/l7vs です。

           --with-l7vs-config-dir=[CONFIG DIRECTORY]
               設定ファイル l7vs.cf を格納するディレクトリを指定します。デフォル
               トは ${sysconfdir}/l7vs です。

           --with-l7vs-includedir=[INCLUDE DIRECTORY]
               モジュールを make するのに必要な l7vsd のヘッダファイルを格納する
               ディレクトリを指定します。デフォルトは ${prefix}/include/l7vs です。

           --with-l7vs-buffer-size=[BUFFER SIZE]
               l7vsd で使用するバッファサイズをバイト単位で指定します。デフォルト
               は 4096 です。

     3.2.2 L7 負荷分散フレームワークの起動
           # /etc/init.d/l7vsd start

--------------------------------------------------------------------------------

 3.3 L7 負荷分散フレームワークの動作確認
 
     3.3.1 l7vsd の正常起動を確認
           # /etc/init.d/l7vsd status
           l7vsd running with pid: (PID)
           が表示されていることを確認します。

--------------------------------------------------------------------------------

================================================================================

 4 L7 サーバ監視設定ツールのインストールと設定

--------------------------------------------------------------------------------

 4.1 l7directord の設定方法
     l7directord は設定ファイルを /etc/ha.d/conf/l7directord.cf に持ちます。
     UltraMonkey-L7 管理マニュアル (uml7-administration_manual_v3.3_ja) 参照
     し、適宜設定を行ってください。

--------------------------------------------------------------------------------

 4.2 l7directord の起動方法
     # /etc/init.d/l7directord start

--------------------------------------------------------------------------------

 4.3 l7directord の動作確認
     # /etc/init.d/l7directord status
     を実行し、無事に起動できているかを確認してください。

--------------------------------------------------------------------------------

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Ultramonkey-l7-develop メーリングリストの案内
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