famicom ROM cartridge のデータ転送を行います。 ハードウェアはオリジナルハード kazzo を使用します。
unagi 0.6.2 anago only は名称は unagi となっておりますが、 anago のみ配布としています。Windows バイナリは unagi_client_windows_062.zip を、ソースコードは unagi_client_source.0.6.2.tar.gz をダウンロードして、伸長してください。
今回の anago 向けスクリプトは client パッケージに全て含めております。旧 unagi 向けスクリプトパッケージ群は紛らわしいので非表示にしました。古いスクリプトが欲しい方は個別に連絡をいただければ対応いたします。
今回から GUI 版を作成しました。単に anago_gui.exe を起動して各自操作してください。CUI 版は基本的に同じですが、パラメータに若干の変更がありますので、 anago_ja.txt をご覧の上、anago.exe をご使用になって下さい。
dump, program, workram 3つのモードで共通に使えるスクリプトにしました。スクリプトファイルが対応しているモードはスクリプトファイルの拡張子で区別してあります。下記が拡張子別にサポートしている機能です。
GUI 版は dump のあと、生成されたファイルをデータベースに参照することが出来ます。データベースを利用する場合は http://bootgod.dyndns.org:7777/ においてある、 NesCarts (2010-02-08).zip を展開して anago_wx.exe と同じ場所においてください。
anago の機能追加を最優先したため、 unagi はコンパイルできません。
以降の作業は msys のシェル(rxvt)で行います。msys のシェルの初期設定はしょぼいので変更した方がよいです。
path の設定は随時読み替えてください。
$ cd /some/path $ mkdir unagi $ cd unagi $ tar zxvf unagi_client_source.0.6.2.tar.gz $ unzip kazzo_0.1.3.zip $ tar zxvf squirrel_2.2.4_stable.tar.gz #squirrel に unicode 対応のオプションをつけてビルドします。 $ (cd SQUIRREL2; patch -p0 < client/squirrel_unicode.patch; make) $ ./wxMSW-2.8.11-Setup.exe $ cd wxWidgets $ ./configure --enable-threads --enable-shared --enable-monolithic \ --enable-unicode --enable-optimise #thread 必須! $ make #時間がかかります $ cd ../client/anago $ cp Makefile.windows Makefileここで Makefile に記載した path の設定を行います。例は下記となっておりますが、イントール環境に応じて変更してください。
APP_CUI = anago.exe APP_GUI = anago_wx.exe LIBUSB = d:/dev/LibUSB-Win32 SQUIRREL = ../../SQUIRREL2 KAZZO = ../../kazzo/firmware WX_CONFIG = ../..//wxWidgets/build_unicode_sound3/wx-config CPPFLAGS = -D_UNICODE CXXFLAGS = ICON_GUI = anago_gui.res.o ICON_CUI = anago_cui.res.o include anago.mkシェルに戻ります。
$ makeこれで anago.exe と anago_cui.exe ができあがります。
システムの文字コードは unicode となっている環境での流れで、 EUC-JP などの環境の詳細は不明です。
$ cd ~ $ mkdir unagi $ cd unagi $ tar zxvf unagi_client_source.0.6.2.tar.gz $ unzip kazzo_0.1.3.zip $ tar zxvf squirrel_2.2.4_stable.tar.gz $ (cd SQUIRREL2; make) $ tar zxvf wxGTK-2.8.11.tar.gz $ cd wxWidgets; $ ./configure --enable-threads --enable-shared --enable-optimise $ make #時間がかかります $ su # make install # exit $ cd ../client/anago $ cp Makefile.unix Makefileここで Makefile に記載した path の設定を行います。例は下記となっておりますが、イントール環境に応じて変更してください。
APP_CUI = #unix 版では cui, gui が1つの実行ファイルにまとめられますが APP_GUI = anago #分離したい場合は個別に生成ファイルを指定する。 LIBUSB = #最初から入ってる場合は指定しなくて良い SQUIRREL = ../../SQUIRREL2 KAZZO = ../../kazzo/firmware WX_CONFIG = wx-config CPPFLAGS = #空欄でよい CXXFLAGS = #空欄でよい ICON_GUI = #windows 向けの設定なので空欄にしてください ICON_CUI = #同上 include anago.mkシェルに戻ります。
$ makeこれで anago ができあがります。USB の使用権限については適切に設定されていれば一般ユーザで使用できると思いますが、筆者の環境では root でしか使えませんでした。
CUI の progress 表示がひどいことになっておりますが... 直し方が分かりません。直し方をどなたか教えてください。
Mac については似た流れでコンパイルできる気がしますが、Mac 環境がないのでわかりません。お持ちの方で興味がある方は試してみてください。