OSDNは、オープンソース開発者にGit/Subversion/Mercurial/Bazaarリポジトリ、Wikiシステム、メーリングリスト、バグ追跡、メッセージフォーラム、タスク管理ソフトウェア、Webサイトホスティング、永久的なファイル保管、フルバックアップ、および総合的なWebベースの管理を提供する無料のホスティングサービスのことです。2002年4月から運営しています。
簡単に言うと、オープンソースソフトウェアとは、ソースコードが一般に公開され、その使用または配布が自由であるソフトウェアのことです。オープンソースソフトウェアの公式の定義を参照してください。また、オープンソースとして承認されているライセンスも参考になるでしょう。
株式会社アピリッツです。株式会社アピリッツでは、OSDNのほか、スラド といったサイトを運営しています。
2002年のOSDNの前身サイトを立ち上げ時には既にSourceForge.netがオープンソース開発の世界的な拠点として存在していました。オープンソース開発には国境はありませんので、SouceForgeは一つであるべきと我々は当初考えており、SourceForge.netの国際化を推進する役割を果たせないかと考えていました。ところが、SourceForge.netの成長に比較して、なかなか日本人の開発貢献が増えていかないというジレンマを抱えるようになり、その原因が日本人が国際的な開発プロジェクトへ参加することの敷居の高さや、そもそも日本固有の事情を含むプロジェクトの場合はSourceForge.netにわざわざ参加する理由が薄いといったとこに気付きました。そこで、我々は日本国内で日本人中心による拠点を作ることが重要だと考えるようになり、OSDNを立ち上げること決断しました。 その後、OSDNを拠点としたプロジェクトが大きく成長を遂げる事例も出始め、我々としてはOSDNの立ち上げは成功だったと自負しています。我々自身、オープンソフトウェアの開発者として、多くの開発志望者を悩ませている開発以外の行為に関わる労力の大きさを実感しており、OSDNはこのような問題に対して開発者がソフトウェアの開発に集中できるようにするための努力を続けるつもりです。
OSDNは、SourceForge.netと同じような機能をユーザに提供しているように見えますが、実は開始当初から同じコードベースのシステムだったことはありません。システムに統合されたWiki、チケットシステム、リポジトリブラウザなどが実装されたのは、OSDNのほうが先であり、他にもSourceForge.netにはない機能も存在します。また、ブラウザの設定で英語など主要言語と日本語メニューが切り替わるという特徴もあります。これはSourceForge.netと比較して、より小さな規模でサービスを提供していることで可能なことだと思います。OSDNでは、個々のオープンソースプロジェクトに対してより密接なサービスを提供したいと考えています。
株式会社アピリッツは、オープンソース開発者に奉仕するためだけにOSDNを開始したわけではありません。我々は、オープンソースを根幹とする会社であり、オープンソース・コミュニティの枠が広がることを望んでいます。OSDNが、オープンソースの世界を広げるのであれば、きっと我々の成長にも役立つことになるでしょう。
落とし穴はありません。コンテンツのほとんどはオープンソースですし、我々はそれらの開発に対して便利な場を提供するだけです。
プロジェクトWebで自由に広告を掲載できます。
我々は、Open Source Initiativeの基準に合わせています。あなたのソフトウェアがOSI認定のライセンスを利用している場合、OSDNでのホスティングを歓迎します。他のライセンスを利用しているソフトウェアの場合は詳細な調査が必要になりますが、完全に拒否されることはありません。結局は、オープンソースソフトウェア開発をさらに見守り、それに応じてプロジェクトを承認するでしょう。
あなたのサイトがオープンソースコミュニティに有益であれば、おそらくあなたのホスティングを歓迎するでしょう。ただし、次の点だけご注意ください。我々はここで個人的な内容のホームページ、つまりSouthparkの写真のアーカイブ(我々が皆どんなにSouthparkが好きであっても)などをホスティングするつもりはありません。そのようなサイトを無料でホスティングするサービスは他にたくさんあります。我々の目的は、オープンソースを発展させることなので、あなたのWebサイトがその目的に合ってれば喜んでホスティングします。
そのソフトウェアそのものの存在が日本の法律に違反するということであれば、ホスティングを拒否することもあり得るかもしれません。また、そのソフトウェアのホスティングによって、我々のこのサービスが停止または存続が不利な状況に追い込まれるような事態が想定できるのであれば、拒否の対象になるかもしれません。この点については、我々は既にホスティングしている多くのプロジェクトのためにも、なるべくトラブルが起きないように心がけています。ただし、基本的には、我々はどのようなソフトウェアだろうが、オープンソースでさえあれば全て有用で意味のあるコンテンツだと考えています。ソフトウェアの性質、種類等で差別することはありません。
できるでしょう。商用目的で開発したあなたのソフトウェアが、オープンソースでさえあれば、ホスティングできます。商用目的で開発したあなたのソフトウェアがまだオープンソースではないが、その予定がある場合についても、おそらくホスティングできるでしょう。商用目的で開発したあなたのソフトウェアがオープンソースではないが、他のオープンソースソフトウェアの向上に役立つ可能性があるということであれば、ホスティングできる可能性は高いでしょう。
ソフトウェアの著作権を有するのは、その作成者自身です。オープンソースライセンスの性質上、我々はそのソフトウェアへのアクセス権を誰かに与えることが許可されています。しかし、ライセンスに関するすべての紛争および問題については、作成者自身が責任を負うものとします。オープンソースソフトウェアは、自由であるため、実際にはライセンス所有者がいないようなものだ、と誤解されがちです。しかし事実はそうではなく、OSDN上にホスティングされているソフトウェアは作成者自身がライセンス付与について責任を負います。
もちろん、このような状態になる前にあなたが抱えている問題を解決したいと思います。しかし最終的にはいつでも自由にホスティングを停止できます。何といっても、我々は著作権の所有者ではないのですから。しかし、あなたのソフトウェアはオープンソースであった、または今でもそうであるため、我々はおそらくあなたのソフトウェアの既存バージョンを一般に公開する権利を、その後も所有することになるでしょう。我々が公開しなくても、誰か他の人がおそらく何らかの方法で公開するでしょう。我々はここでは幸せです。一緒にオープンソースにして幸せになりましょう。
我々はここでは誰にも何も強要しようとしていません。すぐれたホスティングサービスであるOSDNを用いてホスティングして欲しいと思っているだけです。我々が発展するにつれて、ますます多くの人々があなたのプロジェクトを訪れるようになるでしょう。エンドユーザにあなたの開発環境への窓を提供することで、たくさんのメリットが得られます。あなたのソースをより多くの仲間が評価したり、将来の開発者があなたのプロジェクトに立ち寄ったりするでしょう。
安全だと考えています。我々は、OSDNサービスを使用する方法について細心の注意を払ってきました。クラック不可能なシステムは存在しないものですが、使用するソフトウェアを絶えず監視してバグやセキュリティホールがないか調べたり、定期的にソフトウェアを検査したりしています。我々はtelnetではなくSSHアカウントを、ftpではなくSCPを、そしてpserverの代わりにSSHを提供しています。サイトへのログインはSSL経由であり、サイトのパスワードは決してプレーンテキストで保管および伝達されません。サイトのパスワードはあなたのEメールアドレスを確認することで変更できるので、ご自分のメールアカウントを安全な状態で保管することをお奨めします。ただ、OSDNでは現状でできる限りのセキュリティ対策を立てていますが、何らかのセキュリティホールが潜んでいるかもしれません。我々はそれを発見次第、早急に対応いたします。また、セキュリティにかかわるバグが発見された場合は、OSDNのトラッカーではなく、security@osdn.netに連絡を下さい。
必要なものをご利用いただけます。そのときすべてのサービスが必要ない場合は、利用する必要はありません。サービスは、必要なときに利用できるように用意されています。
良いと思います。我々は、OSDNに献身し、我々はすでに数ヶ月間も駆り立てられるような考えを抱いています。あとはあなた次第です。あなたのお手伝いをさせてください。我々は皆、オープンソースが次のステップに進めるようにお手伝いできます。
OSDNに金銭や物品を寄付したいという申し出がまれにありますが、我々は営利企業としてOSDNを運営していますので、広告枠を買っていただいたほうがありがたい場合が多いです。そういった場合には特別割引もできます。匿名にしたい等の何らかの事情がある場合には、フッタの連絡先からご連絡ください。
新規プロジェクト登録のページから、手順を踏んでください。さほど多くの情報を求めませんので、3分もあればお釣りがでる時間で申請することはできるでしょう。
不適切な利用をある程度防ぐことができるからです。スパマー、海賊行為、マルウェア配布... など、これだけでかなりの数を防ぎ、OSDNサイト全体を守ることができることができるのです。
あなたのプロジェクトの名前(当然ですね)、プロジェクトの目的、ライセンスぐらいです。簡単ですよね?
今までの実績からすると数時間以内に50%ぐらい、24時間以内に98%ぐらいは通知を出している気がします。ただし、手作業ですので時間は保証できません。また、非常に雑な申請はスパマーとの区別がつきにくいので審査が慎重になる分だけ遅れます。
ただ、既にOSDN内で十分な開発実績がある方からの新規のプロジェクト申請は自動で審査がパスされるようになっています。また、急ぎでリポジトリやWikiだけを使いたいといった場合は、作業部屋という仕組みがありますのでそちらを使うと良いでしょう。
プロジェクトの目的とライセンスだけで判断しています。承認に関してサイト管理者側には、そもそもその二つの項目とプロジェクトの名前しか送られません。我々(OSDN)は、プロジェクトがオープンソースであり、目的が"はっきり"としていれば間違いなく承認するでしょう。プロジェクトの目的は長々と書く必要はありません。100字もあれば普通は十分にそのプロジェクトを説明できますよね?却下する場合は目的に不備がある場合ではなく、ほんの些細な勘違いがほとんどです。
どんな小さいソフトウェアの開発であってもそれを作るためという目的はあるはずですよ。我々はプロジェクトの目的によって差別することはしませんので安心してください。我々はそこで何が作られていくのかということを約束してほしいだけなのです。
我々はオープンソースの開発者のために開発に必要なリソースを提供することを目的としており、OSDNはそのための環境です。我々はプロジェクトの規模、目的、性質等によって差別することはありません。これが便利だと思うのなら、どんどん使ってください。たまに複数のプロジェクトを持つことを遠慮する方がいますが、OSDNを使い込めば複数のプロジェクトを運営するには便利な環境だと分かると思います。また、我々はより多くのコードを後世に残していきたいと考えています。あなたにとっては取るに足らないコードであっても、他の誰かが有用であることはよくあることです。どんどん申請しましょう!
また、自分一人で開発しているちょっとしたプログラム/コードの断片やドキュメントなど自分専用のレポジトリを作成できるPersonalForge機能を利用する方法もあります。PersonalForgeでは複数人での開発は行えませんが登録申請を行わずに気軽にコードレポジトリをもって作業を開始することができます。詳しくは個人向けオープンソース開発支援機能 PersonalForgeをご覧ください。
ライセンスの一覧になくても、我々はオープンソースの定義に沿うライセンスであれば、オープンソースと認めています。オープンソースであり、そのライセンスが我々に示されていれば承認への障害は一切ありません。
各ライセンスの訳でも読んで、じっくりと考えましょう。
日本国内では、特定分野での利用、再配布の完全な自由等が認められていないライセンスも見受けられることがありますが、その場合はケースバイケースで対応しています。ただ、方向性としては、なるべく承認するようにしています。ほとんどの場合、開発者自身があまりライセンスに関する知識がないか、かなり安易にライセンスを付けてしまっていることが多く、我々としてはその開発プロジェクトが本当に有意なものであるならOSDNに置いてあることによって段階を踏みながら"完全"なオープンソース化への良い意味での圧力がかかっていくだろうと考えています。有意でなければ、ただ消えるだけでしょう。また、現在オープンソースではないが、このようなロードマップでオープンソース化されるという計画がある場合は、それは承認の対象になります。OSDNを使うならソースコード公開でないと全然便利ではないわけですしね。 いずれにしても、ライセンスが特殊な場合は、実際にどういう状況にあるのか/今後どういう予定なのかをプロジェクト申請時もしくは事前にご相談ください。
OSDNは、オープンソースのソフトウェア開発のためだけに資源を与えるわけではありません。オープンソースに関わるプロジェクト(個人プロジェクトを含む)であれば何でも承認の対象になります。例えばユーザグループ活動、ドキュメント整備等が分かりやすいところでしょうか。我々がその活動がオープンソースにとって良い影響を与えるのであれば、そのプロジェクトのホスティングを承認するでしょう。実際にどういうオープンソースソフトウェア/プロジェクトに関連するのか、また具体的な活動内容の予定など、状況がわかるようにプロジェクト申請時に説明をお願いします。
OSDNでのプロジェクト登録は可能ですが、なるべくオープンソースの定義に沿うライセンスを利用することをお薦めします。日本においては著作者人格権を放棄できないために著作権を放棄するという意味においてのパブリックドメインは存在しないという議論があり、またそれについても異論もありました。我々はその定義について争うつもりはありませんが、単にユーザ側の余計な混乱を防ぎたいと考えています。ちゃんとライセンスが定義されていないと困る人も多いですよ。ほとんどの場合、ライセンスに関しての知識がないだけか、あるいは全くの制限なしで利用できるようにしたいということでパブリックドメインにしたいということだったりするのですが、BSDスタイルのライセンスやnkfのような簡易なライセンスで大抵間に合うような気がしています。nkfのライセンスは非常に短くて簡単ですよ。
それがオープンソースであるか、オープンソースになる計画があるのであれば、ホスティングできます。また、それ自身がオープンソースではないが、それをホスティングすることでそれに絡むオープンソースソフトウェアに良い影響があるのであれば、ホスティングできるでしょう。その際ははっきりと申請時の目的の欄に記述する必要があります。
選択したライセンスそのものには問題ないが、目的と照らし合わせると不自然な場合がたまにあります。この状況ではこのライセンスはあり得ないだろうということです。
いいえ。申請を却下する際には、何故申請が却下されたのかということがメールで通知されます。その問題点に対して、修整を加えて、メールで通知してくれればそれを再度見直し、問題点がなければただちに承認されます。
作成しようとしたログイン名、氏名、だいたいの時刻、正しいメールアドレスをsf-adminosdn.netまでメールしてください。こちらで正しいアドレスに修正します。
ログイン名とパスワードが間違っていると、当然ログインできません。パスワードが分からなくなったら、 「パスワードを忘れてしまいました。」を参考にして、パスワードを変更して ください。
OSDNでは、ログインセッションを維持するために、 ブラウザを閉じるまで有効なCookieを利用しています。Cookieが有効になっていないと、ログインできません。
以上の項目が正しくてもログインできない場合は、OSDN管理者 (adminosdn.net) に「ログイン名」・「登録したメールアドレス」・「利用している ブラウザ」をメールしてください。こちらで調査します。
パスワードを忘れてしまった場合は、パスワードを変更するためのURLを請求します。ログイン名を入力すると、パスワードを変更するためのURLがメールで送られるので、このURLで新しいパスワードを設定します。
ログインしてから、アカウント削除ページで削除できます。削除するユーザがプロジェクト管理者である場合は、場合によっては上記ページでは削除できない場合があります。もし、ログイン名を忘れてしまった場合は、OSDN管理者 (adminosdn.net) 宛に、以下の情報を送信してください。アカウントの削除処理を行います。
削除処理の中では、アカウントが完全に削除されるわけではなく、アカウントを無効にする処理が行われます。よって、削除されたログイン名を他人が利用することはできません。もし、ふたたびアカウントを復活させたい場合は、同様にadminosdn.netまでメールをお送りください。
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LastUpdate: 2020-03-02 17:25:52, ModifiedBy: ishikawa
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