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1.Fulcon/Slot-OSとは
- Fulcon / Slot-OSは、LinuxコンテナによりHOSTマシンを複数のslotと呼ぶソフトウェア・パーティションに分割します。
- それぞれのパーティション(スロット, slotと呼ぶ)を同じ構成の別のマシンのように運用できます。
- スロットはネットワークを動的に構成できます。(SDN機能)
- Fulcon / Slot-OS コンテナのrootは、強いroot権限を持ち、HOSTのrootと同じ操作が可能。

(注: HOSTとslotの管理者は同一であるのが望ましい)


2.Fulcon/Slot-OSの機能
- マシンを複数のスロットに分割する機能
- HOSTのrootfsからスロット用イメージを生成する機能
- 複数IPアドレスの動的追加・削除(SDN)機能
- スロット毎のリソース(CPU%, CPU数, メモリ量)の割り当て、動的変更機能
- スロットのコンソール機能
- スロット全体のリスト機能
- スロットのサスペンド(一時停止)・レジューム機能
- 複数スロットの自動アップデート機能
- 高速バックアップ機能

3. 用途
- サーバーを分割して複数マシンとして運用
- クラウドからVMインスタンスを獲得し、分割してクラスタ運用

4. システム例
● 4CPUのPCを20slotに分割してすべてを同時にブートする。 slot1.jpg
- %はCPU量、"0-3"はCPU番号0,1,2,3を4つ割り当て、512MBはメモリ量
- CPU量とメモリ量は使用上限値を示す(すべての合計が100%、実メモリ量を超えてもよい)
- 自動的にローカルのIPアドレスが付与される。
- 初期化はすべて同じ大きさのslotになる。
- slot内ではメモリは512MBほどあれば通常は十分
- 20の仮想システムがHOSTと同じイメージでストレスなく動く


● 上のシステムの個々のslotを設定しなおす。
slot2.jpg
- リソース量(CPU, MEMORY)を動的に変更
- IPアドレスを動的に付加
- autostart設定("A"となっている)で、HOSTのブートと同時にslotをブートする。
- slot毎にRUNNING, STOPPED, SUSPENDに状態変更


slotの中の/sbin/init(systemd)から起動した最低限のプロセス。 slot-ps.jpg
- PID=1のプロセスが/sbin/init
- systemdで管理されるのでサービスはsystemctlでHOST同様に行える。
- slotはソフトウェアパーティションなのでハード関連のサービスは不要で軽い。


16CPU、16GBのサーバーを16スロットに分け、CPUを1個ずつ独立して割り当てる。 slot16.jpg
- slot単位の独立性が高くなり、他のslotへの干渉がない
- HadoopやMPIのような並列クラスタを効率よく実行できる。

Fulcon は CentOS 7以降, Ubuntu 15.04以降, Fedora 23以降で動きます。
このページは、Fulconの簡単なインストール方法、操作方法、Fulconについて詳細な内容について説明します。

1. Fulconのインストール

2 .Fulconの基本操作

3. Fulconのコンセプトと特徴

4. Fulconのコマンド一覧

5. FulconのREST-API

■ Fulcon Tips (執筆中)

■ Fulcon システム構築の例 (執筆中)

■ Fulcon 説明書 (執筆中)