fixezライブラリ

JPEG 画像に埋め込まれている Exif 情報を Java から読み込むためのクラスライブラリ。撮影日時やカメラのモデル、メーカー名、GPS 情報などを取得することが出来ます。

使い方

JPEG 画像のファイルを指定して Exif クラスのインスタンスを生成することで Exif フィールドを参照することが出来ます。

  1. import org.koiroha.fixez.*;
  2. ...
  3. File file = new File("photo.jpg");
  4. ExifFactory factory = new ExifFactory();
  5. Exif exif = factory.getInstance(file);
  6. // ファイル中の全ての Exif フィールドを列挙
  7. for(ExifField field: exif.getFields()){
  8. System.out.printf("%s:%04X:%s: %s%n[%s] %s%n",
  9. field.getIFD(), // IFD
  10. field.getTag(), // タグ
  11. field.getTagName(), // タグ名称
  12. field.getTagLabel(), // ラベル
  13. field.getType(), // タイプ
  14. field.getString()); // 値の文字列値
  15. }

ライブラリの利用者は IFD とタグを指定すれば Exif 中の目的とする情報を取得することが出来ます。

また、よく利用される情報を簡易的に取得するためにアクセサークラス PhotographGPS を用意しています。どのようなプロパティが用意されているかはそれぞれの javadoc を参照してください。

  1. Photograph photo = new Photograph(exif);
  2. System.out.println(
  3. photo.getDate() + ", " + // 撮影日時
  4. photo.getMake() + ", " + // 撮影機器のメーカー名
  5. photo.getModel()); // 撮影機器のモデル名
  6. GPS gps = new GPS(exif);
  7. System.out.println(
  8. gps.getLatitude() + "/" + // 緯度
  9. gps.getLongitude()); // 経度

実行要件

リリース一覧より fixez_x.x.zip をダウンロード/解凍し fixez.jar をコンパイルと実行のクラスパスに追加してください。

実行環境 Java2 SE 5.0 以降
必須ライブラリ fixez.jar
依存ライブラリ なし