[Linux-ha-jp] VM上でシリアルケーブル接続をした際の挙動

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OKADA Satoshi okada****@oss*****
2008年 11月 18日 (火) 15:59:16 JST


島田さん

岡田です。こんにちは。


島田雄太 さんは書きました:
> 岡田様
> 
> ご返信誠にありがとうございます。
> 
> 補足をさせていただきます
> 
> ■環境につきまして
> サーバはNICが2枚ささっており、
> 1枚が外部との通信用(ストレートのLANケーブル)
> 1枚が冗長しているサーバとクロスのLANケーブルで接続
> 
> ホストOS:VMWare ESX Server 3.5
> ゲストOS:Redhat EL4.6
> 
> 冗長化の為の結線は
> クロスのLANケーブルと
> クロスのシリアルケーブルの
> 2つでおこなっていると想定
> 
> heartbeatのバージョンは2.1.3
> ※ソースからコンパイルして使用
> 
> ■ご質問の内容につきまして
>> V2モードではノード間でやり取りするデータ量が大きくなっており、
>> シリアルケーブルでの通信では処理しきれないことがあるようです。
>>
>> 通常のLAN接続の設定で動作させてみてはいかがでしょうか。
> シリアル接続・LAN接続の2パターンを用いているのですが、シリアル
> 接続が不安定なのであればLAN接続のみにしたほうがよいのでしょうか。
> 2つ冗長回線があった場合、DRBDでやり取りするデータはどちらを経由
> しておこなわれるものなのでしょうか。

二つのノード間で行われるHeartbeat通信は複数の
経路で行った方がよいので、もう一本、LANの経路を
増やすのが理想だと思います。

それができない場合は一本の経路だけになってしまいますね。
シリアル接続が不安定なことが原因でフェイルオーバとか
したら本末転倒ですので。

DRBDでやり取りするデータはDRBDの設定次第だと思いますので、
設定をご確認ください。
/etc/drbd.conf とかを見ればよいのではなかったでしょうか。
#あまり詳しくないので・・・


> 
>> ご質問の内容からそれますが、ログから気がついた点です。
>> もしかしたら、ipfailを使ってらっしゃるかもしれませんが、
>> V2モードではpingdがipfailの代わりとなっていますので、
>> そちらの利用も検討してもらえれば良いかと思います。
>> http://www.linux-ha.org/ja/pingd_ja
> ipfailの記述(英語)と教えていただきましたpingdのページを読みました。
> 共にpingによる疎通確認をされるのだと思いますが、相違点はどういった
> ところになるのでしょうか。
> (pingdコマンドの方が細かな設定が出来るように見受けられました)
> また、シリアル接続の場合はリンク断を検知されるのでしょうか。
> 
> 問題がなければpingdに切り替えても良いと考えています。

こちらですが、pingdを使っていただければと思います。

V2設定ではipfailは動作しないようです(プロセスの起動ができない)。

以下のような設定で動作するかと思います。
idやrsc名は環境に合わせて変更してください。
----
・ha.cf
ping aaa.bbb.ccc.ddd   #サービスLAN側のアドレス
respawn root /usr/lib/heartbeat/pingd -m 100 -a default_ping_set
#64bitの場合は/usr/lib64

・cib.xmlへの追加
      <rsc_location id="ping-disconn" rsc="yourRscID">
        <rule id="ping-disconn-rule" score="-INFINITY" boolean_op="and">
          <expression id="ping-disconn-expr-defined"
            attribute="default_ping_set" operation="defined"/>
          <expression id="ping-disconn-expr-positive"
            attribute="default_ping_set" operation="lt" value="100"/>
        </rule>
      </rsc_location>

----

>> 設定ファイル(ha.cf, cib.xml)を可能な範囲で教えていただける
>> ともう少し、原因に近づけるかもしれません。
> 
> どの情報が重要かが分からない為、一部の情報を伏せてほぼ
> 掲載いたします




-- 

NTTオープンソースソフトウェアセンタ
岡田 敏 <OKADA Satoshi>





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