PowerEdgeシリーズの型番からわかる機体の目安

 デル(Dell)のPowerEdgeシリーズは、型番を見ておおよその種類を判別できます。もちろん正確なスペックはそれぞれによって異なることがあるので、適宜公式サイトをチェックしてください。

 2007年11月15日に発表された第10世代からは、以下のようになります。

PowerEdge xxxx
             +-- プロセッサの種類(0:Intel、5:AMD)
            +-- 製品の世代
           +-- 製品ポジション(ソケット数やパフォーマンスに基づく)
          +-- フォームファクタ
             (T:タワー、R:ラック、M:モジュラー(ブレード))
 たとえば、PowerEdge R200は、ラックマウント(R)の比較的エントリー側(2)の最初(0)の機種でIntelプロセッサ(0)を搭載したマシンになります。

 2007年11月以前の機種は以下のようになります。

PowerEdge xxxx
             +-- 5:ブレード
            +-- CPUタイプなどの系列違い
               (19xx、29xxだと 5:Intel製 7:AMD製)
           +-- 世代
          +-- ユニットサイズ
 たとえば、「1950」は、1Uサイズで、第9世代、Intelプロセッサを搭載したサーバーであると見ることができます。ユーザーのメーリングリストやデルのWebなどでは、第9世代のサーバー(マシン)を示すのに、「9G」、「x9xx」という表現が使われています。

第8世代から第9世代への主な変更点

  • Bensleyプラットフォーム(デュアル/クワットコア、ハードウェアVirtualization Technology)
  • SAS(Serial Attached SCSI)対応
  • FBD(Fully Buffered DIMM)メモリ
  • TOE(TCP/IP Offload Engine)対応NIC(CPUから独立してTCP/IPのプロトコル処理を行う機能)

第9世代から第10世代(9世代リニューアル)への主な変更点

  • TPM1.2セキュリティチップ
  • シャーシ内部にUSBポートを装備
  • PERC 6i(RAID6)対応、OpenManage 5.3
  • x9xxⅢで消費電力低減