aplpha.1 リリース

12月31日、alpha.1バージョンのサンプルをリリースしました。

sample_ss_3.jpg
サンプルのスクリーンショット

  • サンプルゲームの流れ
    • 目の前のNPC-Aに話しかけてNPC-Bに会うクエストを受ける
    • NPC-Bに会いクエスト完了、NPC-Bからクエストが受けられるようになる
    • NPC-Bから焚き火クエストを受ける
    • 木を切って薪を手に入れる
    • 薪から焚き火をつくる
    • NPC-Bに話し掛けてクエスト完了、鍵を受け取る
    • その鍵で扉を開けて町の外に出る
  • 制限事項
    • サンプルデータ、サンプル実装はサーバーコードに埋め込み

サンプルサーバの起動方法

mmosf-sample_serverパッケージから最新のバージョンのsample_server-ax.zip をダウンロードします。 zipファイルを展開すると、

  • libフォルダ(サーバに使用されているライブラリが入ったフォルダ)
  • license.txt(MMO Server Frameworkのライセンス文書)
  • run_server.bat(Windows用サーバー起動バッチファイル)
  • sample_server.jar(サーバープログラム)
  • server.conf(サーバー設定用ファイル)

が作られるはずです。 サーバープログラムはsample_server.jarですが、このファイルは自動実行を 可能にしていないのでコマンドラインやバッチ、シェルスクリプトで実行する必要が あります。 基本的な実行コマンドは、

java -cp .;lib;sample_server.jar SampleGameServer
ですが、付属のバッチファイルでは -server オプションを付けています。 -server オプションをつけると、付けないときに比べて高速な処理が期待できますが、 起動が遅くなったり、メモリ使用量が増えたりします。 また、-server オプションは、通常のJREに含まれるJVMでは指定できず、JDKに含まれる NVMが必要です。 そのため、バッチファイルでは
SET JAVA_HOME=D:\Program Files\Java\jdk1.6.0_03\bin
SET PATH=%JAVA_HOME%;%PATH%
この部分でJDKのパスを指定しています。 JAVA_HOME=のあとに、JDKのパスを指定すれば -server オプションをつけて起動できます。 (環境変数でJDKのパスがすでに指定してある場合、この指定は必要ありません)

server.confファイルでは、サーバーが待ち受けるポート番号を指定します。 ポート番号はファイルの先頭に数字で指定します。 ファイルの先頭に改行が入っていると、指定された数字が有効にならないので注意してください。 server.confファイルがなかったり、内容が正常に読み取られなかったりした場合、デフォルトで 2000番ポートが使用されます。 (付属のserver.confでも2000番ポートを使用するように指定してあります)

サーバーが起動すると、同じフォルダにserver.logというログファイルを作成します。 ログファイルの中には、ログインした人数や、クライアントとの通信にかかった時間など が一応記録されますが、現時点では仕様として確定していない段階なので詳しい説明は省きます。

サンプルクライアントの起動

mmosf-sample_clientパッケージから最新のバージョンのsample_client-ax.zip をダウンロードします。 zipファイルを展開すると、

  • libフォルダ(クライアントに使用されているライブラリが入ったフォルダ)
  • client.conf(クライアント設定用ファイル)
  • liblwjgl.jnilib(LWJGLのMacOSX用ライブラリ)
  • liblwjgl.so(LWJGLのLinux用ライブラリ)
  • liblwjgl64.so(LWJGLのLinux用ライブラリ)
  • license.txt(MMO Server Frameworkのライセンス文書)
  • lwjgl.dll(LWJGLのWindows用ライブラリ)
  • run.bat(Windows用クライアント起動バッチファイル)
  • sample_client.jar(クライアントプログラム)

が作られるはずです。 クライアントプログラムはsample_client.jarで、このファイルは自動実行可能なので、ダブルクリック等で起動できます。 また、コマンドラインから実行する場合は、

java -jar sample_client.jar
で実行可能です。 ダブルクリックではうまく起動しない場合は、コマンドラインで実行するとエラーが出ているのが わかるので対処がしやすいかもしれません。

サンプルクライアントの操作は、移動はカーソルキーで行い、画面上のキャラクター等をクリックすることで選択すると、選択された対象に対して行える行動が表示されるので、行動を選択することでクエストを進行したりします。