SQLite3 ADO Wrap For .Net 1.1 or Compact Framework

SQLite3を、.Net1.1環境で、利用する為のライブラリです。

また、WindowsMobile等の、スマートフォンでも使用できるように調整しました。 (WindowsMobile版は、.Net 1.0用となります。)

Ver1.4 から WindowsMobile(WindowsCE)版でも、ユーザ関数とユーザ定義照合順序機能を提供しました。

1.利用する為に必要なモジュール

SQLite3 Ver.3.6.16以上を対象に作成しました。 ※3.6.18でも動作確認済みです。

アプリケーション実行ディレクトリ、又は、実行パスにsqlite3.dll、osqlite.dll、SQLiteCSLib.dllを通しておいて下さい。

VisualStudio2003.Netで開発する場合、SQLiteCSLib.dllをプロジェクトの参照に追加して下さい。

sqlite3.dll、osqlite.dllは、DebugやReleaseにコピーしておけば動作します。

Windows版のsqlite3.dllは、本家サイトのDownLoad->Precompiled Binaries For Windowsに登録されていますので、そこからダウンロードして下さい。

WindowsCE版のsqlite3.dllとosqlite.dllは、ARMV4,MIPS,SH4版のみ提供致します。

2.DLLの説明

1) osqlite.dll

sqlite3のAPIを単純なC++で、ラッピングしたランタイムライブラリです。

2) SQLiteCSLib.dll

.Net1.1のADOインターフェースを実装したランタイムライブラリとなります。 以下のクラスを提供します。

SQLiteCSLib.SQLiteCommand 
SQLiteCSLib.SQLiteConnection 
SQLiteCSLib.SQLiteDataReader 
SQLiteCSLib.SQLiteException 
SQLiteCSLib.SQLiteParameter 
SQLiteCSLib.SQLiteParameterCollection 
SQLiteCSLib.SQLiteTransaction 
SQLiteCSLib.Inner.OSQLiteDBWrap 
SQLiteCSLib.Inner.OSQLiteStmtWrap 
SQLiteCSLib.Inner.OSQLiteFunc 
SQLiteCSLib.Inner.OSQLiteCollation 

クラス SQLiteCSLib.Inner.OSQLiteDBWrap

オープン、クローズ等の接続インスタンスの大枠となります。

SQLiteCSLib.Inner.OSQLiteStmtWrap

トランザクション、問い合わせ等のOSQLiteDBWrapに対して、集約関係にあるクラスです。

SQLiteCSLib.Inner.OSQLiteFunc

ユーザ定義関数機能を提供するクラスです。

ユーザ関数定義インターフェース

SQLiteCSLib.Inner.IScalarCallUserFunction
SQLiteCSLib.Inner.IAggregateCallUserFunction

上記、インターフェースを実装したクラスへ関数がコールされると呼び出される仕組みを提供します。

SQLiteCSLib.Inner.OSQLiteCollation

ユーザ定義照合順序機能を提供するクラスです。

ユーザ定義照合順序インターフェース

SQLiteCSLib.Inner.ICollationFunction

上記、インターフェースを実装したクラスへ照合順序(テキスト文字列のみ)がコールされると呼び出される仕組みを提供します。

ユーザ定義と照合順序関数の登録は、SQLiteConnectionにメソッドとして提供します。

3) テストアプリケーション

ライブラリをテストする為のアプリケーションを提供します。

ソースをダウンロードして、TestAppプロジェクトを参考にして下さい。

VisualStudio2003用を対象としています。