CGI のレスポンスを扱うクラス
HTTP のステータスコードや Content-Type などのヘッダーやクッキーといった HTTP クライアントへの応答を組み立てて出力するクラス。
以下の例では response ブロック変数が Tenarai::CGI::Response オブジェクトになります。
実行結果
Status: 200 OK Content-Type: text/plain Hello World!
上記例の通り code メソッドに HTTP のレスポンスコードを指定します。何も指定しなかった場合は 200 が設定されます。
HTTP のコンテンツは content メソッドまたは body メソッドで設定します。
HTTP のレスポンスヘッダーは [] メソッドまたは、header メソッドで返されるハッシュオブジェクトを使って操作します。ヘッダーの名前は文字列で指定します。ここで設定したヘッダーの名前は出力時に '-' で分解された後 capitalize され再び '-' で結合されます。例えば response['content-type'] = 'text-plain' とした場合には Content-Type: text/plain と出力されます。見栄えがいいのでこうしました。
また、HTTP のレスポンスヘッダーを指定する際に、ヘッダーの名前は内部ですべて小文字に変換されます。このため、
とすると、以下のように出力されます。
Status: 200 OK Content-Type: text/plain Hello World!
stdout に CGI の標準出力を指定します。
HTTP のステータスコードオブジェクトを返します。デフォルトで 200 が設定されています。
HTTP レスポンスヘッダーがハッシュオブジェクトとして返されます。
key で指定された HTTP レスポンスヘッダーの値が返されます。
key で指定された HTTP レスポンスヘッダーに val の値を設定します。
HTTP レスポンスのコンテンツとなる文字列オブジェクトが返されます。
content のエイリアスです。
HTTP レスポンスを CGI 標準出力に出力します。このクラスを Tenarai::CGI オブジェクトを通して使っている場合は、Tenarai::CGI オブジェクトがこのメソッドを内部で呼び出すため、ユーザが明示的に実行する必要はありません。
[PageInfo]
LastUpdate: 2008-05-12 19:22:03, ModifiedBy: junkikuchi
[Permissions]
view:all, edit:members, delete/config:members