[Ultramonkey-l7-users 482] Re: 基幹システムへの導入事例について

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Hideaki KONDO kondo****@nttco*****
2011年 12月 15日 (木) 15:06:56 JST


近藤と申します。
少し補足です。

>    無印 UltraMonkey でも,persistent 機能を使うことで一定時間
> 同じリアルサーバに向けることが可能です.
>
(途中略)
>
>      virtual=xxx.xxx.xxx.xxx:xxx
>          ...
>          persistent=300  ← この例では 300 秒

上記機能は、ソースIPアドレス(接続元IPアドレス)に基づく
パーシステンス機能ですので、社内LAN内等であれば問題
ないと思いますが、NAPT(IPマスカレード)やProxyサーバ
経由等でソースIPが同一アドレスに変換されるような環境
ですと、負荷分散対象の振り分け先サーバがどれか一つの
サーバに偏る場合があります。
この機能を利用される場合は、念のため、その環境下で
期待した通りの動作となるか事前検証された方がよいです。

尚、上記例の場合、一度振り分けてから300秒以内に再度
同一ソースIPアドレスからアクセスがあれば、その時点から
さらに300秒間同一の振り分け先サーバへ振り分けされます。
(もちろん、上記300秒以内にさらにアクセスがあれば、
その時点から300秒間延長されます。以降、同様の動作。)

この機能は、UM-L7のIPパーシステンス機能と同様なものです。


(2011/12/15 11:15), Shinya TAKEBAYASHI wrote:
> 竹林です.
> 横からすみません.
> 
> 
>> 今回負荷分散させる対象として、社内のポータルサイトを想定しており、
>> 各自のスケジュール管理等を行う動的なサイトであることから、
>> ユーザがあるAPサーバに振り分けられた際、一定時間同じAPサーバに振り分けら
>> れることが必須要件です。
>> (また、振り分け先のサーバに特殊な設定が不要であることも、要件の一つです。)
>> UltraMonkey-L7は機能としてセッション維持が追加され、
>> 上記の要求については十分満たしていることから(試行でも確認済)、
>> 同機種を会社に提案させていただきました。
>>
>> 同時に、無印のUltraMonkeyでは上記のような要求は不可能なため、
>> 弊社の状況に合わないと考えていますがこの認識は正しいでしょうか?
> 
> 
>    無印 UltraMonkey でも,persistent 機能を使うことで一定時間
> 同じリアルサーバに向けることが可能です.
> 
>    ■ Sticky http example of VS/NAT
>      http://www.linuxvirtualserver.org/docs/persistence.html
> 
> 
>    設定ファイル(ldirectord.cf)に
> 
>      virtual=xxx.xxx.xxx.xxx:xxx
>          ...
>          persistent=300  ← この例では 300 秒
> 
> といった記述をすれば実現できます.
> 
> -----------------------------------------------------------
> Shinya TAKEBAYASHI
> 
> E-mail: takeb****@oss*****
> GPG ID: 395EFCE8
> GPG FP: 58B2 B5D0 A692 1BD8 328B  E31E E027 AC35 395E FCE8
> -----------------------------------------------------------
> 

-- 
近藤 秀明 (Hideaki KONDO)





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