WineあるいはWineHQとはWindowsのソフトを*NIXで動作させる互換レイヤーである。Windowsの命令をWineサーバーを介してLinuxの命令に変換して、ソフトウェアをネイティブ動作させるという仕組みである。

ArchにおけるWineはこちらを参照せよ

導入

以下のパッケージのうちどれかを導入する。

Staging版は不安定だが、安定版などに取り込まれていないバグ修正や機能追加が含まれている。興味があったら試してみてもいいかもね。

Wine IEや.NETに依存しているソフトウェアはwine-geckocommunitywine-monocommunityをそれぞれ導入してね。

ビデオドライバー

32ビット版のドライバーを導入する必要がある。ArchWikiの「Xorg」内の「ドライバーのインストール」節を参照されたい。Wineが端末ウインドウに以下のようなメッセージを出力する場合は、ドライバーが不適切か正しく設定されていない証拠である。

メモ:適切なライブラリを導入したら念のためXを再起動してね。

音源

標準状態だと(主に32ビットのソフトで)音が鳴らない場合がある。winecfgで音声デバイスが1つだけ選択されている事を確認せよ。

以下のような音声ドライバーがあるので、適切なモノを導入されたい。

派生品

本家Wineコミュニティによってサポートがされていないので使用の際は注意!!

Crossover

商用版。

https://www.codeweavers.com || crossoverchaotic-aur

フロントエンド

モノによってはWineコミュニティによってサポートがされていないので使用の際は注意!!

Winetricks

ランタイムや書体を導入するためのスクリプト。

https://wiki.winehq.org/Winetricks || winetricksmultilib

メモ:GUIで動かしたい場合はzenityextra(GTK)かkdialogextra(Qt)を導入するように。

PlayOnLinux

環境変数を管理して、ソフトウェアの導入と管理を楽にするフロントエンド。詳細はリンク先を参照されたい。

https://www.playonlinux.com || playonlinuxchaotic-aur