ギタコンの自作 試作1

環境構築をしながら、3つのレーンボタン、1つのピックボタンが付いたUSBコントローラーを自作します。 環境構築が若干面倒ですが、USBコントローラの自作そのものは「とても簡単」だということはお分かりいただけるはずです。

試作1で使うもの一覧

合計で、3500円+発送費用くらいです。

名称値段(参考)秋月電子通商での通販コード
Arduino Micro x1 arduino_micro.jpg 2800円程度M-08286
USBケーブル(TypeAオス - microオス) x1
PCとArduino Microの接続用
100円程度C-07607
ジャンプワイヤ(オス-オス) xたくさん IMG_3627_.jpg200円程度C-05159
タクトスイッチ x4 IMG_3621_.jpg 40円程度 P-03647(黒色)
P-03646(赤色)
ブレッドボード(長いもの) x1 IMG_3633_.jpg300円程度P-09257

注意事項

  • 以下、Windows10 Pro x64 RS4 と、純正のArduino Microの組み合わせで動作確認しています。Arduinoは、他の互換品でも使えるはずですが、よく分からない内は、お高いのを我慢して純正のArduino Micro (ATmega32u4)を使ってください。
  • Arduino Micro (ATmega32u4) を使います。よくある Arduino UNO (ATmega328)と間違えないでください。UNOを使うと、USBデバイスを作成するのがとても大変になります。

環境構築 (Arduino IDEの入手とインストール)

Arduino開発環境構築を参照してください。

以下、開発環境の構築が完了していて、かつ、Arduino MicroをPCとUSBで接続済み、という状態だという前提で記載しています。

Arduino Microへの、ジョイパッドプログラムの書き込み

Joystick Libraryに付属しているサンプルプログラムを「そのまま」使って、ギタコンの制御プログラムにします。

  1. Arduino Micro を、PCにUSBで接続しておきます。その際に、デバイスマネージャー上でポート番号が何番になっているかを控えておきます。
  2. C:\Users\(ユーザー名)/Documents/Arduino/libraries/Joystick/examples/JoystickButton/JoystickButton.ino をダブルクリックする。しばらく待つと、Arduino IDEが開かれ、JoystickButtonというスケッチ(Arduinoでは、Arduinoに書き込むプログラムのことを「スケッチ」と呼びます)が読み込まれた状態になっています。
  3. 「ツール」-「ボード」- "Arduino/Genuino Micro" とクリックします。
  4. 「ツール」-「シリアルポート」「COM4 (Arduino Micro)」 とクリックします。(ポート番号は環境により異なります)
  5. 「検証」アイコンをクリックします (「ファイル」メニュー直下にある、チェックマークのアイコン) 。「スケッチをコンパイルしています...」と表示されて、しばらく待つと「コンパイルが完了しました。」と表示されます。もしエラーが発生した場合は、上記2の手順を実施しているか再確認してください。
  6. 「マイコンボードに書き込む」アイコンをクリックします (「検証」アイコンの右隣にある、右矢印のアイコン)。
  7. 初回の書き込みが成功すると、Arduino MicroというデバイスがWindowsに新規に認識されます。

これで、Arduino Microへのギタコンプログラム(試作1)の書き込みが完了しました。

書き込みに失敗する場合は、書き込みが始まるタイミングで、Arduino Microについているリセットボタンを2連打してください。これで書き込みが進むようになるはずです。

なお、書き込みが完了するたびに、COMポートの番号が変わるようです。そのため、書き込みが終わるたびに「ツール」-「シリアルポート」を設定し直してください。

ギタコンの配線をする

  1. 4つのタクトスイッチと、Arduino Microの9~12ピンを接続する (どのボタンにどのピンをつないでもよいです。どうせDTXManiaのキーコンフィグで吸収されるので)
  2. タクトスイッチのもう片方の端子は、GNDに接続する

たったこれだけです。以下に、配線図と、実際につないだ写真を載せます。

「どうしてこれで配線ができているのか、分からない」という方は、ブレッドボードの内部配線や、タクトスイッチの内部配線について確認してみてください。(どちらもとても簡単です。)

実際に使ってみる

Arduino MicroがPCに接続されていることを確認して、DTXManiaを起動します、そして、ギターのRGB, Pickの入力のコンフィグをすることで、DTXManiaでこのギタコン(というにはあまりに武骨なデザインですが)を使うことができます。

ただし、キーアサインの画面でギタコンのボタンを最初に押した場合に限り、最初の1回だけ、以下のような誤動作をするので注意してください。

  1. Button0~4のいずれかにアサインされるはずがなぜかLEFTにアサインされる
  2. そのあと、上方向の入力がされっぱなしになる

この時、適当なタイミングでEnterを押して、もう一度アサインし直すと、以後はうまくアサインできて、上方向の入力されっぱなしもなくなります。

この問題は、試作2で修正します。

まとめ

いかがでしたか ?(まとめサイト調で)

環境構築はちょっと大変だったと思いますが、環境構築さえできてしまえば、ギタコンの自作そのものはとても簡単にできることがお分かりいただけたと思います。

ここから先は、純粋にギターコントローラーの拡張だけにワクテカすることができます。追加部品とちょっとしたプログラム(スケッチ)の修正、そして筐体加工さえできれば、自分だけのギタコンを好きなように作ることができます。

(筐体加工は大変だと思いますけれどもね。私も、何か簡単な良いやり方がないか、いろいろと試してみます)