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DTXMania 100 series, and DTXCreator: (119(211020) and 035(191001)) | 2021-10-20 00:00 |
WAVEファイル編集
基本的には、以下のような流れになります。
SoundEngine Freeを使う場合は、だいたい以下のようになるでしょうか。
1. まず、SoundEngine Freeでwaveファイルを読み込んでから、 サビの前後の部分を選択しては削除、を繰り返します。 この図では、後ろの部分をガバッと削っている例ですが、 最初は大まかに削って、徐々に細かく削っていく形になるかと思います。 細かく削るときには、画面上部の「拡大」アイコンをクリックして、 波形の表示を拡大しながらやると便利です。
また逆に、最初にサビの分を大まかに選択しておいて、「編集」-「切り抜き」として大まかに切り出しておいて、 前後をちょっとずつ削っていく方法もあります。 うまく組み合わせて使ってみてください。
2. 次に、フェードアウト(音を徐々に小さくしていく)したい範囲をドラッグで選択しておいて、「編集」-「フェード」-「フェードアウト」とクリックします。 すると・・・
3. このように、選択範囲の音量が徐々に小さくなるように加工されます。
4. 同じようにして、曲の頭の方を、「ちょっとだけ」選択して、「編集」-「フェード」-「フェードイン」とクリックすると、 曲の頭の方の音量が徐々に大きくなるようになります。 ここまで行ったのが、この図です。
5. 最後に、プレビュー音の最後に無音領域を挿入します。「編集」-「無音」-「両端無音挿入」とクリックします。
6. 曲の前後にどれくらいの無音領域を挿入するかを設定する画面になるので、「前」を0に、「後」が0.6(秒)になるように調整します。マウスホイールや、「←」「→」キーで微調整ができます。
7. すると、プレビュー音の後ろに無音領域が0.6秒分挿入されます。 5.の図と比べて、ビミョ~に隙間が増えてるのがわかりますでしょうか。
これでプレビュー音作りは完了です。 適当な名前で保存してから、oggに変換してください。
例えば、16bitのwaveデータでは波形値として -32768~32767の値を取ることが出来ますが、 実際のデータではこの範囲を目一杯使い切っていることは稀で、 より小さな範囲で前後していることがほとんどです。
この場合、 その「小さな範囲」 というのはwaveデータの作成環境(録音環境)によって変わってきますが、 波形値(振幅)というのは音量を意味しますので、 結果として「曲データ毎に、BGMの音量が違う」 などといったことになります。
これを防ぐには、 範囲を目一杯使ってやるようにデータ全体の波形値を定数倍すればよいのですが、 この処理を正規化(Normalize)と呼びます。
正規化を施したデータ同士では音量が大体同じになりますので、 他の人の曲データとでも音量を合わせることができます。SoundEngine Freeをお使いでしたら、 とりあえず音量メニューにある 「ノーマライズ」もしくは「オートマキシマイズ」を使っておけば大丈夫です。
# ・・・まあ実際にはこれでも「音圧」が合わないので、体感の音量は変わってきます。慣れてきたら、コンプを掛けて音圧を合わせるようにしてください。
図1: 正規化前の波形グラフ。
図2: 正規化後の波形グラフ。
まず、プチノイズが出る原因ですが、 「再生終了時に、 ある波形信号の値(仮に30000くらいにしましょうか)からゼロ(再生終了時音量はゼロになります)まで、 急激に波形信号値が変化する」ために、 その急激な音量変化が「プチッ」というノイズとなって聞こえます。
ですから、最後の波形信号の値をゼロに近づけておけばノイズが無くなります。
具体的には、
のいずれかでOKです。 「なだらかに波形信号がゼロに近づいていき、 最後の再生終了時もゼロ(再生波形最後の波形値)からゼロ(再生終了)につながる」ことでプチノイズが出なくなります。
SoundEngine Freeで後者の操作を行う場合は、 以下のような手順になります。
波形の切り貼りをする場合、波形の切り始めと切り終わり(っていうの?)は どちらも必ず「ゼロクロス」の位置 (ゼロクロスポイント) にしましょう。
「ゼロクロス」(Zero Crossings)というのは、 波形がプラスの値からマイナスの値になるとき、 もしくはマイナスの値からプラスの値に変わるポイントのことです。 要するに、「ゼロを横切る(クロスする)とき」のことです。
ゼロクロスポイントを基準に切り貼りすることで、 切り貼りポイントでの波形信号の激しいズレ、 つまり音量の急激な変化がなくなり、 そこから生まれるプチノイズが無くなります。
SoundEngine Freeを使う場合は、 大雑把に波形領域を選択しておいた上で、 「編集」の「ゼロクロス選択」をすることで、 選択開始位置と終了位置をゼロクロスポイントに自動でずらしてくれます。 「左で合わせる」「中央で合わせる」「右で合わせる」は、 その時々で自由に選んでみて下さい。 (左チャンネルの波形を基準にするなら、「左で合わせる」を選ぶ、 といった具合です。)
Audacityで、簡単に変更できます。
Audacityで、簡単に左右の音を入れ替えることができます。