Hinemosは、複数のコンピュータを単一のコンピュータのイメージで運用管理することを実現するオープンソースソフトウェアです。 ユーザが運用目的ごとにコンピュータをグループ登録し、グループに対して状態監視、ジョブ管理、性能管理、一括制御を行う機能を備えて...
リリースバージョン:4.0.3
リリース予定日:2014/1/31
1.下位互換性
1.1.バージョン4.0.2からの内部データベースの移行
- 4.0.2の内部データベースバックアップを4.0.3の内部データベースに適用することができます。
1.2.内部データベース変更点
- 4.0.2より変更点はありません。
1.3.互換性
- 4.0.3のマネージャ・クライアントには
4.0.2のマネージャ・クライアントとの互換性があります。
- 4.0.3のマネージャ・エージェントには
4.0.2のマネージャ・エージェントとの互換性があります。
2.新機能・機能改善
- エージェントからマネージャへのリクエストが多い環境において、クライアントからの接続が失敗しやすくなる
- Hinemos関連ミドルウェアの性能チューニング(JAAS)
- ログファイル監視の正規表現対応
- 即時反映用ポート(UDP24005)を変更可能とする
- 複数サーバへのsyslog送信時刻の変更
- ログファイル監視やカスタム監視の設定が多いと、HinemosマネージャのCPU使用率が高騰する
- Hinemosマネージャのサマリ情報取得スクリプト(hinemos_manager_summary.sh)でPostgreSQLの現在のトランザクションIDを表示する
3.不具合改修
以下の不具合、不具合の可能性を修正しました。
- SNMPTRAPを受信する度に、jboss.logに不要なメッセージが追記される
- タイミングの問題で通知処理でデッドロックが発生し、本来抑制されるべき監視結果が通知される
- 通知処理の内部キャッシュでスレッドセーフでない処理
- クライアントから特定の操作が実施できない
- 仮想IPに対してカスタム監視、ログファイル監視を行っている際にIPが切り替わった場合、監視に失敗することがある
- 管理ユーザが設定されたジョブはジョブ通知から実行できない
- イベント履歴をダウンロードした際に、項目に","が含まれているとCSVファイルの書式が崩れる
- SNMPTRAPのVarBindingにおける文字化け(IpAddress, OpaqueのSynctaxの場合)
- NTSyslogが特定のイベントを読み込むとクラッシュする
- ファイルシステム使用率の監視で値取得失敗となった時に「危険」となる場合がある
- 待ち条件が多いジョブを再実行するとCPUが高騰する
- ジョブスケジュールが同一時刻に実行されると失敗する事がある
- エージェントを起動できない場合に、エラーログが出力されないことがある
- ジョブスケジュールの最終変更日時が変更されない
- ジョブ終了時に複数の通知が発行される事がある
- Hinemosエージェントのconnect.timeoutプロパティの変更が反映されない
- リソース監視でデバイス名を使用し、差分を用いる計算式を使用すると値の取得に失敗することがある
- Xss値が小さいためJBossが起動できない
- イベント履歴に対してコメント登録ができない事がある
- ログファイル監視のファイル名を正規表現とした際に2Gbyte以上のファイルを監視するとエージェントが異常になる
4.仕様変更
- Windowsに対するFindBySNMPでディスク情報が取得できない
- Linux用パッケージのOfMemoryError発生時の実行コマンドjmapの引数変更
- Windows Server 2012 R2対応