Documents (NVDA 2013.2jp ドキュメント点訳版) | 2013-11-07 22:38 |
nvdajp_addons (opwbe-addon-120718) | 2012-07-18 18:31 |
nvdajp_jtalk_addon (nvdajp-jtalk-130521) | 2013-05-21 17:56 |
nvdajp_kgs_addon (nvdajp-kgs-130521) | 2013-05-21 17:45 |
点字表示と音声の両方または音声だけ、点字だけでスクリーンリーダーを使用するための仕様の検討です。
この内容は NVDA Workshop in Japan で紹介する予定です。
IME のキーカスタマイズの影響を考慮する必要がある。あるいは、考慮していないことを明示する必要がある。
日本語キーボードの CapsLock キーは NVDA キーとして利用できない。
「半角全角」キーは、単独で IME のトグルとして使われる場合と、ALT-半角全角 として使われる場合がある。
無変換キーはスペースキーのとなりにあり、日頃利用されないことが多いため、NVDA 日本語版では NVDA キーとして利用可能にしている。
点字設定「段落ごとに読み上げ」
点字設定「可能な場合単語が切れないようにする」
文字を説明する目的ごとの要求と例:
ローマ字入力におけるプリエディット文字列のキーエコーは、 IME の画面表示の変化(デルタ文字列)を読み上げる。
k a w a 「ケー、カ、ダブリュー、ワ」のように、追加または置換された文字を読み上げる。
t t u と入力したときにどうなればいいか?
以下、左から、押したキー、画面表示、音声。
t t ティー t tt ティー u っつ つ
または
t t ティー t っt ティー u っつ つ
画面表示の状態変化は Microsoft IME と ATOK で異なる。音声は NVDA 2012.2.1jp の場合。検討の余地がある。
確定文字列の確認、入力時の候補選択など、状況によって、文字の読み方を変えるために、文字のクラスを定義する。
ひらがな、かたかなを説明する最短の文字列は「その文字そのもの」であるが、「ぁ」については「こもじの あ」がよい。 また音声エンジンによっては「ん」を適切に読むために「うん」を送る必要がある。
2文字以上のひらがな、かたかなが連続する場合に「ひらがな か わ」のように省略したい。
漢字は、必要に応じて「コロン区切り」で以下を詳細読み辞書に含める。コロンは点字ディスプレイでは 5-2 を使い、前後にマスあけをしない。
かな文字やアルファベット、記号は、以下のような要素から構成される。
文字や記号を「読む」「読まない」の区別だけでなく、読みかたの詳細レベルも制御する。
点字ディスプレイ出力では「大文字」は「オーモジ」ではなく「オオモジ」とする。
文字説明に数字が含まれるときには数符を使う。
ローマ数字は「ワン」「ツー」「スリー」のように読み上げるほうが、文脈にふさわしい場合がある。
日本のスクリーンリーダーの実装では「大きい文字(全角)は音声のピッチを低く、小さい文字(半角)は音声のピッチを高く」が一般的。
1行読みや全文読みの読み方を設定。
特に英語読みと数字読みについて、音声エンジンに依存しない実装のためには、スクリーンリーダー側に辞書や読み付与のロジックが必要である可能性。