NicoNicoMemoriesの使い方

注意:まだ開発中のツールなので仕様は頻繁に変更されるはずです。

NicoNicoMemoriesに渡すコマンドライン引数は以下の3つに分けられます。

  • コマンド: どのような操作を行うか指定します。付ける場合はコマンドライン引数の一番最初です。
  • オプション: 実行時の細かい挙動を設定できます。ハイフンから始まります。
  • リソース: 処理する対象を指定します。ハイフンから始まらず、かつコマンドとして認識できないものはリソースであると判断されます。

NicoNicoMemoriesはこれらを先頭から読んで、リソースを発見し次第、そこまで指定されたオプションに基づいて処理を開始します。 よって、オプションをリソースの間に挟むと、リソースにそれぞれ別のオプションをつけて実行できます。

コマンド

現時点で以下のコマンドが使えます。2番目の欄はコマンドの別名です。

download dl 動画IDをリソースに指定して、動画をダウンロードします(コマンドを指定しなくても勝手にこれになります)
convert conv, toass XML形式のコメントファイルリソースにを指定してASS字幕に変換します

すべてのコマンド使用時に使用できるオプション

-v {ログレベル} ログレベルを指定します。

ログレベル表

実はlibavのログレベルを何も考えずに真似しただけです。こんなにたくさんのレベルがあっても意味ありません。

0 quiet 何もログ出力しません。と、言いたいところですがいろいろ出力します。要修正。
1 panic どうしようもないときだけ出力します。と、言いたいところですがいろいろ出力します。要修正。
2 fatal 重大な問題が発生した時に出力します。と、言いたいところですがいろいろ出力します。要修正。
3 error エラーが発生した時だけ出力します。と、言いたいところですがいろいろ出力します。要修正。
4 warning 警告するべき状況でのみ出力します。と、言いたいところですがいろいろ出力します。要修正。
5 info 進行状態なども出力します。(デフォルト)
6 verbose 無駄に詳しく出力します
7 debug デバッグでもない限り要らないくらい詳しく出力します。

downloadコマンド

リソースには動画IDかURLかURLの一部を指定してください。URLはあまりにも意味不明なところで切られると認識されません。 コミュニティ動画などで、動画IDの最初2文字も数字の場合、watch/を含める必要があります。

以下のオプションが使えます。

-s {処理内容指定子} 処理内容について指定できます。処理内容指定子は、v, r, cの3文字を含んだり含まなかったりする文字列で、vを含むと動画DL, rではコメントDL, cでコメント変換をします。デフォルトでは全部有効です。

convertコマンド

リソースにはコメントXMLを指定してください。 コメントXMLとは、ニコニコ動画のサーバーからDLしたそのままのコメントデータのことで、XMLのようなフォーマットになっています。(厳密にXMLなのかはよくわかりません)

リソースに指定されたXMLの拡張子をassにしたファイル名で字幕化したものを出力します。

利用例

たしえば、

-s rc sm12345

というコマンドラインオプションをつけると、動画IDがsm12345の動画のコメントをダウンロードし、変換します。

また、

conv foo.xml

と言うコマンドラインオプションでは、foo.xmlからコメントを読み込み、foo.assとして字幕を出力します。